ホリスティックヒーリングの真髄は、このスピリット(魂)とボディ(体)、マインド(思考)のすべてを通して、癒されることです。
「個性のある意識」を具体的に知るには、ボディ(体)という乗り物がなくてはなりません。
人は、五官によって経験したことが、意識(魂)を通して、何らかの感情や思考を生み出します。
これが、心ということになります。
「意識が良い」とか、「意識が悪い」という表現は、あくまでも三次元的な結果に対する評価に過ぎず、良し悪しよりも、むしろ個性的な質の違いのことであり、その“本質”は、慈愛に満ちたハイヤーセルフという、永遠に不滅なものにつながります。
さて、私たちの個々の魂は、どのようにして、その“本質”とつながるのでしょうか・・・
ここで、意識=魂をカップに入った「だし汁」と表現しましょう。
カップは、ボディ(体)のことです。様々な形をしたカップ(体)には、個性のあるだし汁(意識=魂)が入っています。
体と合体した意識には、様々な感情や思考(心)という具材も入っています。
だし汁の質を高めるために、一生を通じて、だし汁に様々な具材を入れておくと、だし汁本来の味が変化してくるはずです。
これの意味することは、具材は、感情と思考であり、私たちが認識できるものであり、心の持ちようのことです。
そして、どのような具材(心)を、どのくらいの時間入れているかにより、だし汁(意識=魂)が、変化していくことになります。
いま、見極めるべきことは、心の持ちようです。
正に、怒り、恐れ、怨みの感情、又は、喜び、楽しみ、感謝の感情、良い考え方、悪い考え方、良い思い方、悪い思い方、このような様々な具材を、長く、たくさん入れているかで、意識=魂の個性的な質に影響を与えることになるのです。
思考を見つめるマインドフルネスから、感情を意識化するエモーショナルコンシャスネスを実践することにより、具材の中身に変化が起これば、それは、意識=魂の向上につながり、ハイヤーセルフと通じることになっていきます。
俗に言われる「今世は、魂の修行の場」とは、このように、カップに入った意識(肉体を持っている状態)で、良きにつけ、悪しきにつけ、様々な思考と感情=心を生み出すからこそ、意識=魂の質を高めることの重要性を説いているのです。
「魂の質は、心の持ちようを作り、心の持ちようは、魂の質を変える」と言えるのです。
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